自由が丘・自由日記


気の向くまま、ひとりごと。
by nattsu358
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ランドセル

子どもの入学のために、新しい筆箱や
ランドセルを新調したと何人かの友達が言っていた。
ロンドンに住むMちゃんからは、子どもが幼稚園に
通い出し、いろいろ大変だとメールが今朝届いていた。
4月は世界じゅうのママたちが忙しい季節なのか。

        ******

いつか昔、モンマルトルの丘をてくてくあてもなく歩いていた。
学校の帰りだったと思う。
仲良しだったMちゃんと二人で。
Mちゃんは芸術家だった。
パリ在住歴が長く、私にいろんな彼女なりのパリを
案内してくれておもしろかった。
なかでも一番強烈だったのは、Mちゃんが通っていた
異国情緒満点のベルヴィルの裏カフェ。
そこでMちゃんはベルベル語をカフェのオーナーに
習っているといって、私を連れて行ってくれた。

店の中は、アラブ人の男しかいなく、正直非常に
日本女性が入りづらい雰囲気。
しかも、等身大くらいの大きさの水パイプを
ふかしているおっさんが2人くらいおり、
常に誰かしらが水パイプを楽しんでいるので
店内はその煙でまっしろ。
息をするのも困難で、店を出たあとは
吸ってもいないタバコの煙が
私の鼻毛にまでしみついていた。

店にはひとつテレビがついていて、みんながそれを見ながら
ミントティーをカウンターで立ち飲みし、喫煙しながら
楽しそうに談笑していた。
そして、露骨な視線で私たちをじろじろ見ていた。

Mちゃんは、そんな風景のなかに普通に溶け込んでいた。
はっきりいって危ない女だったと思う。
モロッコに詳しいMちゃんは、ここのクスクスはパリでも
すごく美味しいと思う、とクスクス料理を私に頼んでくれた。
こんな殺風景なカフェで、料理が出てくるのかと息をのんだ。
とてもメシを食うような場所とは思えない。
それでも運ばれてきたクスクスは絶品だった。

そんなMちゃんとのパリ散策は、時々だったけど楽しかった。
モンマルトルの丘の途中を歩いていると、かわいい洋服やさんや
アクセサリーやさんがぽつぽつとあるからおもしろい。
そのひとつのブティックに二人で入った。

しばらく洋服や指輪、時計などを見てショッピングを楽しんでいると、
中から長髪のおぢさんが出てきて挨拶をしてきた。

「日本人ですか?」
と話しかけられたのではい、そうですよ、と答えた。

「ちょっと質問があるのですが・・・」とムッシュー。

なんですか?と答えると

「あなた方の国に、子どもが使う素晴らしいサックがありますよね」
と尋ねてきた。
牛革をあしらい、四角い美しいフォルムで高価。
あんな素晴らしいものを子どもがもつなんて日本て国はすごい!という。

Mちゃんと私は顔を見合わせて「ランドセルだ!」と思わず叫んだ。

ムッシューは、ランドセルを輸入してぜひ自分の店に
置きたいといっていた。
そして、ぜったいパリでもランドセルは流行るはずだと自負していた。
なのでいつか手伝ってくれませんかといわれ
私たちもぜひ!なんて答えておいて
結局そのままになってしまった。

そうそう。パリでは背中にサックを背負っている人たちが多い。
私も当時、黒いナイロンのリュックをしょって活動していた。

4月は新しいランドセルの季節。
突然、あのランドセルに魅了されていたムッシューを
思い出してしまった。
あれからパリに出かけても、ランドセルを背負った大人を
見かけたことは一度もない。
やはり輸入するにはコストがかかりすぎたのだろうか。
それとも輸入してみたものの、パリジャンたちには
見向きもされなかったのだろうか?

いつかほかのヨーロッパの国を訪ねたときも
ランドセルが素晴らしいと絶賛された記憶がある。
子どものころ、ランドセルなんて重くて嫌いだったけど
そんな風に時折、その国では当たり前すぎて意識されないものが
異国の人の目に良く映ることってある。

例えば私がニースに暮らしていたときに
かわいいからと使っていた籐のかごも、そういった類だと思う。
籐のかごは、あくまで買い物専用という感じで
長ネギやバゲットをぶっさして、地元の人たちは使っていた。
東京では夏物のちょっとしたおしゃれバッグみたいな存在なので
パリのムッシューのランドセルとちょっとかぶっているかもしれない。

***
ところで、Mちゃんのベルベル語個人レッスンの話にはおまけがある。

ある日Mちゃんがいつものようにカフェ・オーナーの家を訪れると
奥さんや子どもたちが異様に微笑みかけてくるので、
なんだろう?と不信に思っていたら、

「僕の第二夫人になってもらえませんか」

と告白されてしまったそうだ。
奥さんもにこにこ歓迎してくれ、本当にびっくり仰天したといっていた。

世の中には、予想もつかないようないろんな種類の勘違いがある。
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by nattsu358 | 2006-04-19 13:28 | パリ回想

妻家房

この前、突然、韓国料理が食べたくなったので
お子を連れて、だんなと三人で
メルサの中の妻家房(さいかぼう)へ行った。

ベビーカーがあると、いけるお店が
限定されてしまうので
お店えらびはなかなか大変。

週末になると町中がざわめいて
みんなうきうき楽しそうにしているので
土日があんまり関係ない私たちも
その波につい便乗して外食したくなる。

店内はわりと広々としているので
ベビーカーの私たちにも優しかった。
1時間もいられなかったけど
おいしく石焼ビビンバを頂くことができました。

○妻家房(韓国料理)
http://www.saikabo.com/
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by nattsu358 | 2006-04-09 10:34 | 自由が丘散歩

モンスーンエクスプレス紀行~国境を渡る~

南タイ、ハートヤイからペナン島へ渡ったときのこと。

すね毛だらけのベッドでしっかり熟睡をとった私たちは、
またもやバックパックを背負い、
朝早くに宿を出て、トゥクトゥクをひろった。

あやしげな乗り合いバスで、タイとマレーシアの
国境を渡ることになった。
わけのわからない食堂前が乗り場らしい。
わたしはわけわからないまま、彼に任せきりで
トゥクトゥクにのって埃っぽい熱い風に吹かれながら
南タイの知らない町の民家の合間を通り過ぎた。

ふしぎなんだけど、その民家とか商店とか
なんでもない屋台とかを横切った景色が
今でも良い思いでになっている。
アジアを旅していて何が一番印象深いかっていうと
たいてい庶民の生活風景だったりする。
彼らのような生活をしたことなんて一度もないのに
なぜあんなに懐かしい気持ちになるんだろう。

      ****

国境を越えるための乗り合いバスってどんなもんだと
思っていたら、8人乗りくらいの普通のバンだった。
食堂でバスの発車時間まで暇つぶしし、
久しぶりにコンビニを見つけたので
入ってガムを買ったり水を買ったりした。

バス、いざ出発。
ものすごく飛ばす運転手さんで、がたがたゆれがひどく
とてもじゃないけど眠れなかった。

国境。
運転手のおぢさんが、パスポートを貸せという。
いやだったけどしぶしぶ渡し、
国境を越えるため、行列で並ぶ。
なんか変な緊張感が漂う感じ。
いやだな、と思いながらもぼけっとつったって
列にならびながら、出国カードを記入した。
30分くらい並んでやっと私の番がきた。
だけどまさかの記入もれ発覚!
また一番後ろに並びなおせときつくいわれる。
同じバンに乗り合わせていた彼、ほかの欧米人らは
もうとっくに通り抜けて向こうに歩いていく背中が見えた。

すごいあせる。
どうしよう?!?!感でどっと汗がにじみでた。

仕方ない。並ぶしかないんだからと最後尾につく。
もちろんすごく時間がかかる。
運転手さんが、怒って私を見つけにきた。
「早くすませてバスに乗れ」
といった。
自分の後ろについてきているはずの人が
突然消えてしまったので、きっと彼も心配しているはず。

結局、数十分並びなおし、無事にバンにのる。
たぶんみなさんにはあやまったと思う。

再び出発してから、初のマレーシアで
大渋滞を経験し、橋を渡ってペナン島に到着。
所要時間、約5時間。
もう陽が暮れはじめ、
オレンジ色をしたたくさんの屋根が輝いてみえた。

ホテルにチェックインし、シャワーで汗と埃を落とし
軽いスカートとTシャツに着替えて
町を散策した。
きれいな色とりどりのお寺があって
そこに一人で入った。

夕暮れ時でみんなわさわさしていた。
出店が多く、縁日を思わせた。
イスラム系、中国系、インド系の人たちが
ごちゃまぜで町を歩いていた。
初めての雰囲気だったけど、なんかとても
とっつきやすい印象だった。


この日は、ちょうど中国でいう大晦日に
あたる日だと気がついたのは、
その日の晩にとまった中華系ホテルで
宿泊客の大騒ぎでだった。

(つづく)
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by nattsu358 | 2006-04-04 18:33 | モンスーンエクスプレス紀行

春風吹く

今日の自由ヶ丘では、春風が吹きまくっている。
さっきから赤ちゃんと二人で、
出かけようかどうしようか迷っている。

わたし「ね、ね、風強いけどお散歩どうする?」

あか「。。。。。。。。」

もちろんまだ何も言わないけれど、
わたしの言葉がわかるのか、窓の外で吹き荒れる風に
ゆさぶられている魔女のおばあさんの木の小枝を
見つめている。
(魔女のおばあさんの木はこの家が建つ前から
植えられていてこの愛称で呼ばれている)

とりあえず、出かけるために
娘にくつ下をはかせてみた。

本屋にも行きたいんだけど。
どうしようかな。
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by nattsu358 | 2006-04-03 15:06 | 今日のできごと

雨のにおいのする映画

私は雨が美しく映っている映画が好きです。

ライフログにのせている「夏至」もそのひとつだけど
(忘れちゃったけど)いままでにいっぱいあった。

1月、だんながハワイにいっているあいだに
お子を寝かしつけたあと、ひっそり一人で見た
「いま、会いにゆきます」
とても映像がきれいだった。
夏の雨の匂いがするフィルムだった。
b0005864_16304168.jpg

結婚とはなにか。

そんな漠然としたことを考えさせられた。
竹内結子と中村獅童が映画を撮ったあと
そのままほんとに結婚してしまった理由が
わかる気がした。

***

30をすぎて、ますます邦画がすきになってきた。
なんていうのか、邦画ってなんともいえない
独特で静かな空気が流れているものが多い。
まるでひっそりとした美術館にひとりで出かけて、
絵をみているような感覚になれるような
その空気が私にはたまらなく心地がいい。
ハリウッド映画は心臓がばくばくしてしまうので
見終わったあとぐったりしてしまうけれど、
こういうフィルムのんびりくつろいで見ていられる。

私は気に入った映画に出会うと、うれしくなって
つい何度も見てしまう。
だから、わたしが一生のうちに見る映画は
とても少ないかもしれない。
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by nattsu358 | 2006-04-03 14:13 | エイガカン

イリス

さいきんはまっているもの。。。。
オーラソーマとドリーン博士のカードとグッズ。

チャクラ・クリアリング―天使のやすらぎ
ドリーン バーチュー Doreen Virtue 宇佐 和通 / メディアート出版
スコア選択:

オーラソーマ―奇跡のカラーヒーリング
ヴィッキー・ウォール 伊藤 アジータ / 和尚エンタープライズジャパン
ISBN : 4900612243
スコア選択:

自由ヶ丘のイリスは、お気に入りのお店。
行くたびにほしいものが出てきちゃう。

ひと昔前は、こういう精神世界系のグッズなんて必要ないと
想っていた私ですが、オーラソーマボトルや
オラクルカードなどを実際使うようになって
その効果をひしひしと感じています。

○自由ヶ丘 イリス(ヒーリングショップ) 
http://www.iris-shop.com/
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by nattsu358 | 2006-04-03 14:02 | 自由が丘散歩