自由が丘・自由日記


気の向くまま、ひとりごと。
by nattsu358
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ:エピソード( 1 )

エピソード 「haru」


2月の終わり。
このところ、とても寒い日が続いているけれど
この冷たい空気のなかにも、ふと春の匂いを感じたりしてる。

春の匂いは、どこからともなくふと香ってくるからすてきだと思う。

今、ひとりでごろごろしながら自由が丘特集になっている
雑誌を読んでいたら、なんだかこれからくる春が待ち遠しくなって
この気持ちを書き留めたくなった。

お昼に食べた菜の花のおひたしのせいかしら・・・???

わくわく、わくわく。

暖かくなったら、やっぱりテラスのあるカフェでお茶したいし、ランチもしたい。
ずっと会っていなかった、女友達にも会いに行きたい。
しばらく入っていない露天風呂のある温泉へもいきたい。
広くて青い海もみたい。

身重のわたしも、気温があがればテンションも、きっとあがるだろう。

春のエピソード。
思い返せばいっぱいあるなぁ。

20代のころは、なんかの歌詞みたいだけど、
春と恋がいつもセットだった気がする。
冬に惨敗したあと、春に期待を寄せる・・・みたいな。
そんなことを繰り返してばかりいた。
だけど世間で最も恋愛の盛り上がる12月や、真夏の季節は
きまってよい縁もなく、いつも女友達とつるんで大騒ぎだった。

そんな中途半端な20代の10年間のほとんどを、私は東京の原宿という街で過ごした。
戦後、祖母の代から続いた古い家は、裏原宿の遊歩道に面していて、
そこは私が人生のなかで一番長く住んだところだった。
今はだいぶ変わり果ててしまったけれど、
あの原宿という町は、春のわくわく感がものすごく蔓延する町だったと思う。

家の前には、桃の木が植えられていて、
この時期になると、小さなつぼみをつけ始めるのが部屋の窓から見えた。
少し通りを歩けば、やはりつぼみをつけたソメイヨシノと会えた。
春の気配を感じた夜は、なぜか私は部屋にいてもたってもいられない気分になった。
そんな夜は友達とよく青山のクラブへ出かけたりもした。

原宿で迎えた春で、もっともわくわくした春は95年と96年と思う。
あのころ、ちょうどカフェブームが始まりだして
近所のいたるところで、テラスのあるカフェが次々とオープンした時期だった。
町全体が、新しい春の匂いにそわそわしていた気がする。
フロール、バカナル、デ・プレ・・・・などなど。
今はもう全部ない。

あのころの原宿は、すてきな大人子供がいっぱいいて、
おかげでとっても良い雰囲気だった。
わたしはまだ子供に毛が生えた程度で、
そんな大人子供たちの世界にものすごく憧れた。

その春、私は友人たちと、近所にできたオープンテラスのあるカフェで
まだ少し寒い外でストーブにあたりながら、
安くてあまりおいしくないワインをたくさん飲んだ。
とてもうかれた気分で。

それというのも、ほんの短い期間だったけれど、
わたしは同じカフェに通う常連の人を好きになってしまった!
波乱万丈でめちゃくちゃな感じで、言葉もロクに通じない相手だったけど、
とてもすてきな男の人だった。
ちょうど2月の終わりで春の始まりだった。
彼に会いたくて、毎日、毎日、せっせとそのカフェに通った。
日に同じカフェに2度も3度も来る人は、けっこうたくさんいた。
新しいカフェのおかげで、新しい友達もたくさんできた。
春らしい新鮮な空気が、店内にいつも流れていた。

友人たちとテラス席でおしゃべりしながらも、私はその人を目で追うのに忙しかった。
ココロはまるで上の空。目はハート。
そんなわたしに友人たちはあきれながらもよく付き合ってくれた。
毎晩楽しい春の予感に、胸がわくわくして眠るのがもったいないくらい。
まるで学生気分の恋!

恋する気持ちって、これからくる春を想う気持ちに、とても似ていると思う。
なんか今夜は、急にそんなことを思い出した。
これから、何かが始まるようなすごいわくわく感と期待感。
とにかく楽しい気持ち。

明日は、安産祈願をかねて水天宮へお腹帯を母親とだんなさんと取りに行く。
まったくあのころとは別の、なんと落ち着きをはらった春なんだろう。
だけど、今年の春もやっぱりわくわく。
新しいこと、いっぱいしたいって気持ちになる。
[PR]
by nattsu358 | 2005-02-27 22:50 | エピソード