自由が丘・自由日記


気の向くまま、ひとりごと。
by nattsu358
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カテゴリ:ニースの太陽( 1 )

パリからニースへ


◇◇◇◇◇◇◇◇
もう9月の旅からすでにずいぶん遠ざかってしまったけど、
これ以上忘れてしまわないうちに、母と過ごしたニースの短い4日間について書いておこうと想う。
◇◇◇◇◇◇◇◇


9月17日金曜日。パリ6区のホテルをチェックアウト。
リヨン駅へ向かうためにレセプションでタクシーを呼んでもらった。
TGVのチケットは、母のために一等席をあらかじめ日本で手配した。
インターネットでTGVのチケットがフランス国外からだと予約できないのと、
9月の金曜日出発でうまく席がとれないと困るから。
自分ひとりだったらぜったい二等しか乗らないので、楽しみだった。

タクシーの車窓からセーヌ河が見え、パリに最後のお別れ告げる。
今度はいつ来られるのかな??
今回のパリはとっても切なかったけど、ある意味、おもいきり過去に浸ったおかげで
自分自身が一皮向けた気がした。というか、ずっと胸元にくっつけていた
砂の入った重たい砂袋を、やっとパリに投げ捨てた感覚がした。
あのずいぶん重苦しい気持ちで腰掛けていた芸術橋で、本当に全部捨てたのかもしれない。

リヨン駅は懐かしかった。もうずっと前に、みゆが遊びにきてくれたとき
二人でアルルとかサント・マリー・ドゥ・ラ・メールへ旅したときに
使ったことがあったので、そのときのことを思い出す。
今日はお母さんと二人。。。。なんだかおもしろい。

電車の出発時間が気になる母のために、ずいぶん早く着いてしまったので
駅構内のカフェで、サラダとクロワッサンと紅茶をとってブランチした。
この列車の旅については、母が一番楽しみにしてくれていた。
時間がきて、いよいよ電車に乗ろうとホームに出る。
だけどいくら歩いても私たちの車両に辿り着かない。
駅員のおじさんたちに、あっちでいいのかと何度も聞いてみたが、
もっとあっちだ、あっちだ、と遠くを指差された。
結局私たちの席は、一番前の車両だった。(めちゃくちゃ遠かった~)
一等車は、満席だった。やっぱり一応手配してきて良かったとほっとする。

列車が走り始める。よりによって進行方向と反対の固定された座席。笑える。
母がそれについて文句をいっていたが、これこそがフランス。
そーいえば、ニースに暮らしてた時に、学校のトモダチや近所の人たちと
ニースから出ている登山電車で山のぼりに出かけたことがあった。
2両くらいしかないその小さな電車は、コトンコトンと音をたてながら、
ものすごくゆっくりと山間と田舎の村々の通りぬけて走っていく。
途中何度も小さなトンネルをくぐりぬけたのだけど、トモダチのレイラニが教えてくれた。
「この電車ね、初めて作ったときトンネルより大きく作っちゃってトンネルに入らなかったのよ」
と。笑える。これがフランスだ。

母は、外に見える牛や羊の群れに感動していた。
きっと、テレビの「世界の車窓から」を思い出したにちがいない。
少し興奮している母。つれてきてあげられて、ほんと良かったなと思う。
「なっちゃんは、こっちでこんなにきれいなものに囲まれていたんだね~。夢みたい」と母が言った。
そして、「またいつかぜったいこっちに戻りなよ」と、言ってくれた。
私はなんていい母をもったものかと思った。

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車窓から見えた南仏のぶどう畑
(ぶどうの木はたいてい高さ1mもない)


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知らない南仏の町
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by nattsu358 | 2004-11-19 22:54 | ニースの太陽