自由が丘・自由日記


気の向くまま、ひとりごと。
by nattsu358
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ボージョレ・ヌーヴォー


今年はボージョレ・ヌーヴォは、禁酒中のため飲めなかった。
さみしいので、せめてボージョレにまつわる思い出ばなしだけでも書いてみたいと思う。

今の仕事をする前は、ずっとワインの仕事をしていた。
ボージョレの解禁日はとにかく大忙しだった。
倉庫のおじさんたちと連絡をとったり、酒屋さんやホテルのソムリエさんとの
受発注とか確認の電話のやりとりとか、ほんとにいつもてんてこまいだった。
てんてこまいが終わってから、社員だけでひっそりと事務机の上で乾杯した。
実際時差のため、フランス本国よりも早い解禁のときを迎えるんだけど、
労働のあとのそれが格別においしかったっけ。

それにしても、今年も「ボージョレは快晴が続き、かつてない当たり年でした」とか、
やっぱり言われているのかなぁー??
ワイン自体に、縁遠くなっているのでそれさえももうわからない。
ちょっと、さみしい気分になる。

ボージョレ解禁日・・・といえば思い出はたくさんある。
はじめてちゃんと意識して解禁日に飲んだのは、ニースに住んでいたときだった。
日本人の男の子たちが家に差し入れしてくれ、三人で乾杯した。
町じゅうがボージョレのお祭りで、驚いた。こんなに楽しんじゃってるんだーと。

次に迎えたのは、パリだった。
すごく寒い学校を出たあと、みゆちゃんに隣りのカフェに呼び出されて
相談事を受けていたら、夕方になり、そのうちボージョレ祭りにカフェ全体が変わってしまった。
いつもはぜったいにいないはずのアコーディオンのおじさんが入ってきて
がんがんアコーディオンを弾き、だれかがそれに合わせて大声で歌い、
ボージョレを一杯飲みませんかと店員に勧められるまま頼み、
少し暗かった私たちのテーブルが、おかげで笑いに変わった。
レストランもカフェも、町全体がほんとお祭り騒ぎだった。

その次の年もパリ。恋人とせっかくボージョレ解禁日だからたまにはレストランで
ボージョレに合わせて出ている特別メニューを食べよう!ということで繰り出したけど
いまいちピンとくるお店がなく、サン・ジェルマンあたりで適当に入った
レストランで、前菜とメインのソースがまったく同じでがっかりしたという思い出。
ボージョレの味より、がっかりした印象が強い。

また、その彼と東京とパリで、ずっと遠距離をしていたときは、
さみしいけど、電話ごしで乾杯したことも何度かあった。
私がワインの仕事をさせてもらっていたおかげで
おいしい銘柄を調べて同じワインを買い揃えてみたりもした。

またある年はニコラ、シモン、恭子嬢、のりさん、まささんと
いろんなボージョレをそれぞれ持ち寄ってたくさん飲んだ。
私はそのときイタリアの新酒ノヴェッロを持っていった。

昨年、一昨年はだんなと友人たちと自宅で楽しく飲むことができた。
昨年は大久保さん、岡山の春佳ちゃん、みやちゃんと5人で持ち寄りパーティーして楽しかった。
みんなで心地よく酔っ払って、最後に手をつないで瞑想したなぁ。

ボージョレのワインは、ヌーヴォーの印象が強すぎるせいか、
ボルドーやブルゴーニュのワインと比べると
少し印象が落ちるきらいも世の中ではあるようだけど、
私は基本的にボージョレ地方のワインが好きだ。
ワインの良し悪しって、ほんと値段じゃないなーと思う。
私は、やっぱり安くておいしいワインが好きだ。
ボージョレ地方のワインに愛着があるのは、仕事で関わらせてもらったおかげで、
ぶどう畑で実際に働いている方々の努力とか思考錯誤とか
丁寧な昔ながらの製法で細々とやっている生産者を知ったからかもしれない。
ほんとにボージョレ地方にはいいワインがたくさんある。

あ~、こんなことを書いていたら、本当にワインが飲みたくなってきちゃった。

○お勧めのワインやさん 
カーヴ・ド・ヴァン 森田屋(奥沢駅から徒歩3分)
世田谷区奥沢2-14-2,
(03)3718-1515

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by nattsu358 | 2004-11-20 01:21 | 自由が丘散歩
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